販売場所

【道路では営業禁止】

販売場所のOKかNGかを考える

道路上で販売することは法により厳しく規制されており、無視して営業すれば行政処分や刑事罰の対象になり、懲役や罰金が課せられることもあります。公園は道ではないので道路交通法の取り締まりからは外れますが、今度は都市公園法の規制を受けることになり、出店には自治体の許可が必要となります。主な販売場所になる駐車場やショッピングモール、空き地などの私有地には規制する法律はありませんが、当然土地のオーナーや管理者の許可を得なくてはなりません。

【出店場所】

基本的には人通りの多い場所や人目につきやすい場所が望ましいです。例えばショッピングセンター、スーパー、街中の駐車場、各種イベント会場などです。また、決まった曜日に定期的に出店することで固定客を掴むことができます。

【場所選びのコツ】

開業当初は土地勘のある場所に出店することから始めましょう。自分がよく知っている土地なら時間帯による人通りの変化、客層も予想することができ、価格設定やメニュー構成も考えやすくなります。人通りが多く目立つ場所にあるだけではなく、雨が降っても影響を受けにくいよう屋根がある場所だとなお良いです。移動販売は天候の影響を受けやすい商売なので、ショッピングセンターの一角など屋根のある場所でないと売り上げにムラがでてしまいます。また周りにベンチや椅子などを配置しておけば、お客さんが買った商品をその場で食べることができ、お客さんがお客さんを呼びこむ宣伝にもなります。

【出店交渉】

よさそうな出店可能な場所を見つけたら、オーナーまたは管理者の方と交渉しましょう。ケータリングカーといっても何のことか理解できない方もおられますので、わかりやすい資料を作成し、丁寧な説明を心掛けましょう。実際に車両や販売商品を見ていただくのも一つの手です。ですが経験のない素人では門前払いされることも多く、個人では難しい部分もあります。そのような場合、手数料は発生してしまいますが、営業場所の情報を提供する仲介業者や広告代理店などに依頼するというのも一つの方法です。